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  1. 紀要論文
  2. 研究機関
  3. 自然科学研究所
  4. 紀要
  5. 第55号(2024)

福島原発事故による放射能汚染の広がり : 13年目の報告(トリチウム水の海洋放出)

https://doi.org/10.34360/0002000392
https://doi.org/10.34360/0002000392
3c2220c3-11b1-4dea-ad6c-21c4ef0573c6
名前 / ファイル ライセンス アクション
3102_0055_03.pdf 3102_0055_03.pdf
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2024-03-28
タイトル
タイトル 福島原発事故による放射能汚染の広がり : 13年目の報告(トリチウム水の海洋放出)
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ departmental bulletin paper
ID登録
ID登録 10.34360/0002000392
ID登録タイプ JaLC
アクセス権
アクセス権 open access
別言語のタイトル
タイトル Environmental contamination by radioactive materials originating from the Fukushima nuclear accident : the thirteenth-year report (discharges of the tritium-contaminated water to the Pacific ocean)
作成者 大井, 万紀人

× 大井, 万紀人

ja 大井, 万紀人

en Oi, Makito

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内容記述
内容記述 トリチウムという物質は放射能物質である。したがって、原子炉の冷却などに利用した水がトリチウムを含んでしまったならば、その汚染水を自然環境に捨てることは禁止しなくてはならないはずである。セシウム137などはある程度除去できる処理技術は存在するものの、東京電力が保有する工学技術の現水準では、放射能汚染した水からトリチウムを除去することはできない。このような理想と現実の間にありながら、「これ以上は保管できない」という理由で、2023年8月、日本政府は2011年3月の福島原発事故以来溜め込んできたトリチウムを含む「処理水」を、太平洋に海洋投棄することを決定した。「処理水」には大量のトリチウムのみならず、セシウム137やストロンチウム90、それにプルトニウムなど多様な放射能物質が残留しているため事実上の「放射能汚染水」である。実際、「処理水」1リットル当たり約14万ベクレルの放射能があることが公表されている。これまでに3回の海洋投棄が行われたが、それぞれの海洋投棄には約3週間が費やされ、1.1兆ベクレルの放射能汚染水が放出された(合計で3.3兆ベクレル)。放出に時間がかかるのは、濃度の高い汚染水を1000分の1程度にまで薄めなければならないためである。これほどの苦労にもかかわらず、「薄めた」汚染水の濃度でも、(水爆実験の最中の)1960年代における汚染された地球の水に含まれるトリチウム濃度の2-3倍以上もあって、その安全性を疑問視する科学者もいる。しかし、トリチウムの自然界の濃度は様々な要因が絡み合っており、なかなかその全貌を知るのは厄介である。今回の報告では、自然界におけるトリチウムの濃度について調べた結果をまとめ、太平洋に海洋投棄され続けている「薄めた処理水」が果たして「問題ない水準」になっているのかどうかを判断するための材料を提供したい。
公開者
出版者 専修大学自然科学研究所
ISSN
収録物識別子 0386-5827
書誌レコードID
収録物識別子 AN00132417
書誌情報 ja : 専修自然科学紀要

巻 55, p. 1-23, 発行日 2024-03-05
出版タイプ
出版タイプ VoR
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Ver.1 2024-03-28 03:23:18.179425
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