@article{oai:senshu-u.repo.nii.ac.jp:00000834, author = {新田, 滋}, issue = {1}, journal = {専修経済学論集}, month = {Jul}, note = {本稿では,前節までの展開を踏まえて,まず価値形態論の簡単な価値形態・拡大された価値形態と,一般的等価形態・貨幣形態とでは交換関係を表す図式に根本的な相違が生じ,後者においてはじめていわゆる需要・供給曲線に対応する関係が成立することを明らかにする。次いで第4節では,宇野のいわゆる価値尺度論における貨幣による商品の購買において主観的な限界効用の均等化が二者間で行われていることを確認しつつ,それはいまだ個別偶然的なものにすぎず,“並んで繰り返される”購買過程をつうじて社会化,客観化されていく機構について従来よりも踏み込んだ分析を提示する。それによって,個別的需要曲線を単純に水平和して市場供給曲線を集計する新古典派ミクロ理論とは異なり,宇野・価値尺度論では個々の経済主体が交換比率,需給数量をシフトさせることで諸市場の「不断の不均衡の不断の均衡化」を対象としてきたことの意義を顕揚する。}, pages = {63--85}, title = {マルクス経済学と限界分析 (二)}, volume = {49}, year = {2014} }