@article{oai:senshu-u.repo.nii.ac.jp:00004443, author = {藤原, 法子}, journal = {専修人間科学論集. 社会学篇}, month = {Mar}, note = {本稿は、人びとの国境を越える移動を支えた施設の一つである移民宿を手がかりとして、移動の出発点である横浜と移動先であるホノルルとを繋いで形成される回路的世界の一端を描こうとするものである。明治期に始まり第二次世界大戦前まで続いた人びとの国境を越える移動を支えたのが移民宿である。横浜にはいくつもの移民宿がつくられ、移動先のホノルルにおいても同様に「日本人旅館」がつくられた。そして戦後は観光団を中心として移民宿と「日本人旅館」を利用して再び人びとの国境を越える移動が行われている。本稿では、これら二つの場所において移動を支える施設としての移民宿をめぐって展開した人びとの経験を、移動の経験の記憶とし、この移動の経験の記憶をとおして、人びとの場所との結びつき方やそうした人びとの生き方やアイデンティティを可能とする複数の世界が交差する場としての都市的世界=回路的世界の一端を明らかにすることが目的である。}, pages = {155--167}, title = {回路的世界を繋ぐ装置としての「移民宿」 : 横浜/ホノルルを繋ぐ移動の経験の記憶}, volume = {2}, year = {2012} }