@article{oai:senshu-u.repo.nii.ac.jp:00004395, author = {羅, 一等}, journal = {専修人間科学論集. 社会学篇}, month = {Mar}, note = {本論文の目的は、粘土細工アプローチという社会調査のデータクリーニング技法を具現するデータクリーニングシステムDCSSを開発し、それを社会調査実習で活用することを通して粘土細工アプローチおよびDCSSの利点を明らかにすることである。データクリーニングでは誤りの原因と正しい修正方法を突き止めるために、回答者の回答を、それを観察する者にとって理解可能なストーリーに再構成することが不可欠である。しかし、従来のデータクリーニングでは、チェックすべき項目別に作業を分担する、いわば変数中心のデータクリーニングが行われていたため、回答の文脈的理解と人物像の文脈的構成が妨げられてしまい、参照範囲と修正範囲が制限されるという問題があった。粘土細工アプローチはこのような弊害を克服するために提案されたものである。粘土細工アプローチは、異常値を検出する作業とそれを修正する作業とを区別して両者を独立的なプロセスにし、ケース単位で修正を施していくというのが特徴である。本稿では、2017年度と2018年度に専修大学で開講された社会調査実習で粘土細工アプローチとDCSSを導入してデータの整理作業を行った事例を紹介し、調査データの整理において粘土細工アプローチとDCSSを導入することの利点と、DCSSを利用して調査データの整理を行う方法について説明する。}, pages = {45--69}, title = {粘土細工アプローチによる社会調査のデータクリーニングシステムの開発 : 社会調査実習での活用を中心に}, volume = {9}, year = {2019} }