@article{oai:senshu-u.repo.nii.ac.jp:00004336, author = {広田, 康生}, journal = {専修人間科学論集. 社会学篇}, month = {Mar}, note = {本稿は、新宿大久保、百人町における新来住者、エスニシティと旧住民との「場所形成」をめぐる衝突と融合の諸相の社会学的実態報告を目指している。エスニック・コミュニティへの統合圧力あるいは「排外主義」が強まる中、「積極的主体」から「ネガティブな主体」へとイメージの逆転が進行しだしたといわれる移民、エスニシティと対応する旧住民との「場所認識」の衝突と融合過程と、「推移空間化」を背景に、移民、エスニシティ側からの連携を模索する姿を描こうとしている。 以下、1では本稿における問題意識について主に「共生」の逆転現象について問題提起をし、2で、現在のエスニック・コミュニティを分析する分析地平について、トランスナショナル・コミュニティ視角と、推移空間化、及び昨今のヘイトスピーチに代表される統合圧力の現状について説明し、3では、こうした「場所形成」同士の衝突と融合を、背景としての新宿の「推移空間化」の現状の中で説明し、4において筆者の聞き取り調査のなかに、場所認識の実相を見ていく。本稿は、「排外主義」の中でも「共生」の契機を探ろうとする移民、エスニシティと日本人住民の活動を描くことを目的にしている。}, pages = {43--61}, title = {推移する新宿「コリア・タウン」における「場所形成」の諸相}, volume = {6}, year = {2016} }