@article{oai:senshu-u.repo.nii.ac.jp:02000451, author = {清水, 真志 and Shimizu, Masashi}, issue = {3}, journal = {専修経済学論集}, month = {Mar}, note = {マルクス経済学の貨幣論研究は,今日,著しい新展開を遂げつつある。「商品貨幣の分岐構造」にかんする小幡道昭の理論に影響を受けた若手研究者たちによって,価値形態論の次元で商品貨幣としての信用貨幣を導出するためのプランが次々と提起されつつある。それはまた,長年にわたってマルクス貨幣論を束縛してきたメタリズムとノミナリズムとの不毛な対立を乗り越えるためのプランでもある。本稿の前半部では,特に画期的なプランを提起している江原慶らの信用貨幣論を取り上げて,その内容を批判的に検討することで,現代マルクス貨幣論の理論的な到達点を探る。また本稿の後半部では,この到達点のさらなる先を目指した小幡の最新の論文「貨幣変容の構造論」を取り上げて,その内容を批判的に検討することで,現代マルクス貨幣論の方法論的な基礎を掘り下げる。併せて,筆者自身の貨幣論研究のプログラムも策定する。}, pages = {1--76}, title = {現代マルクス貨幣論の論点 : その最新の成果の検討}, volume = {58}, year = {2024} }