@article{oai:senshu-u.repo.nii.ac.jp:00012659, author = {佐藤, 匠 and 苅谷, 愛彦 and 高岡, 貞夫}, journal = {専修自然科学紀要}, month = {Mar}, note = {長野県白馬村の八方尾根南面には大規模地すべり地が発達する.地すべり移動体上に生じた小閉塞凹地で堀削調査を行い,得られた長さ239cmのコアの記載と年代測定から約4270cal BP以降の地形変化と環境変化を推定した.約4270~3100cal BPは砂礫の堆積が続いた.この期間,周囲の斜面は不安定で植生も乏しかったとみられる.約3100~1330cal BPに斜面は安定化へ向かい,植生の侵入も徐々に生じたと推定される.約1330cal BP以降,掘削地点で現在見られる環境が成立し,存続してきた.過去およそ4270年間に小閉塞凹地の地形が極端に変化することはなかったが,斜面の安定化や植生の侵入はグローバルな気候変動に関連した消雪時期の変化が影響した可能性がある.大規模地すべり地の滑動や小閉塞凹地の初期の形成には,山麓の活断層がもたらした古地震の影響も検討する必要がある.}, pages = {19--28}, title = {北アルプス・八方尾根八方沢の地すべり移動体における閉塞凹地埋積物(HPO-2021コア)の層序と年代}, volume = {53}, year = {2022} }