@article{oai:senshu-u.repo.nii.ac.jp:00011019, author = {野口, 旭}, issue = {3}, journal = {専修経済学論集}, month = {Mar}, note = {本稿はケインズ主義の進化を,ラカトシュのいう意味でのプログラムという概念を用いて分析する。ケインズ主義のハードコアは,市場経済の不安定性に関する認識であり,その防備帯は財政政策や金融政策などを用いたマクロ安定化のための政策戦略である。それは,市場経済の自律性を信奉し,政府の役割をできる限り限定しようとする古典的自由主義に対する対抗プログラムとして生み出された。一般に,これら政策プログラムの中核にあるのは,反証不能な世界観や価値判断である。それに対して,防備帯における政策戦略は,現実の変化や科学的知見の進展によってシフトしていく。ケインズ主義の政策戦略が,初期における財政政策主導から,マネタリズムの影響を受けて金融政策主導へ,さらに世界大不況後にはその統合へと進展していったのは,そのためである。}, pages = {1--20}, title = {ケインズ主義政策戦略の変転}, volume = {54}, year = {2020} }